リフォームは若い人から言うべきもの

私の前の家は祖母のもので、かなり古いため段差がありました。ただ、祖母という生き物は大抵がそうであるように、自分から便利さを追求したりしません。たとえ洗濯機が土間にあって大きな段差があっても、正式な玄関を使わずテラスへ洗濯物を干す際にある段差も、それを不便だとは言わず、受け入れて不便の中で生きる昔の人の根性を感じます。

だから彼女としてはリフォームなんかしてもらわなくても十分大丈夫という意識だったのかもしれませんが、さすがに年を感じてからは私からリフォームの提案をしました。若い人が気づいてあげて、リフォームを必要としている人に配慮する必要があると学びました。

自分が不便を感じて行うリフォームは、もしかしたら少ないのかもしれません。祖母の家は相模原市で床も張り替えし、段差はすぐに埋まるものなので大したリフォームではありませんでしたが、最初はそんなの必要ないと言っていた祖母も、結果的には満足したようで良かったです。無理はしないでほしいものです。